にゃん

カツベン!のにゃんのネタバレレビュー・内容・結末

カツベン!(2019年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

成田凌の演技力に圧倒された。声の発声法が本当に様になっていて素敵だった。梅子も可愛い、着物似合う。

内容↓
活動弁士、馴染みのない職だが人々に夢と希望と笑顔をくれる素敵なお仕事。
映画のなかった時代、写真を繋げて動画のようにし、そこに噺家のように絵を説明する事でストーリーを楽しんでもらう娯楽。
活動弁士を夢見た俊太郎は真似っこ弁士となり、偽弁士として活動するもそれが警察にバレて追われる身になる。しかしまともな弁士のいない場所へ流れ着きある時弁士不在のチャンスに俊太郎が名乗り出る。そこで一躍有名になり、また幼少期に夢を語り合った初恋の梅子は女優になる夢を叶えていることをフィルムを通して知る。後に梅子とばったり再会、梅子は美女と野獣のガストンのような弁士に良いように使われていた。
警察が俊太郎の存在に気づき、そしてあの時とり逃した偽弁士だと言う事を知り追いかけて来る中、梅子は遠くへ一緒に逃げようと俊太郎へ言うも俊太郎は予定であった自分の公演に穴を空けたくなかった為に、駅で待っててと伝え公演をする。しかし俊太郎のことをよく思わない輩に公演を襲撃されそれきっかけで警察が入り俊太郎が再び追われる事に。ついに捕まり刑務所へ。
梅子は京都へ逃げたようだ。俊太郎は刑務所に入ってからも噺家をやめなかった。映像はなくとも、語ることにも意味がある、と思ったのだろう。俊太郎は務所内で拍手喝采をもらうのだ。ちょうどその時梅子は京都から俊太郎に会いにきていたが、ちょうど噺と途中で会うこともせず、ただキャラメルだけ噺を聴いた代金の代わりにと置いていくのだった。
これが落語の始まりなのではないかとも思う、圧巻の噺だった。
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