派手さは無いけど映像文化に対する愛と、それを支えてきた人への敬意に溢れた作品
活動弁士という日本独自の文化を分かりやすく魅力的に引き出しているのでそれだけで十分満足できます
ストーリー自体もシンプルに敵味方の対比構造ができていて映像的にも分かりやすくて誰でも楽しめる安心のつくり
一方、ベタすぎる展開や過剰なまでのコミカルな演出が少しノイズになるのも事実
劇中の活動写真を楽しむ観客と同様に本作自体も娯楽映画として割り切って観ないと、ツッコミどころ満載になります
たまにはリアル思考を捨てて楽しむのも良いのかなと