トンブレロ

来るのトンブレロのネタバレレビュー・内容・結末

来る(2018年製作の映画)
4.5

このレビューはネタバレを含みます

猛烈に面白かった。こんなに趣味に刺さる映画はなかなかない。

単なるホラーではない。前情報無しで見たから、B級ホラーを見るつもりでみていたが、どんどん引き込まれた。

前半は人間の気持ち悪さが、空回り、意思疎通の難しさなど、「勘弁してくれ...」と呟きたくなるほどリアルに描かれる。見ていてしんどい。ホラー要素やグロ要素があまり気にならない。そっちがしんどい。自分はどうだったか、過去にこうやって意思疎通できなくて傷つけたり、傷ついたりしたことはなかったか。そんな気持ちがして、苦しい。登場人物は悪人ではないが、どうしても人と心を通わせることができない。そして、死ぬ。

後半は、一気に展開がすごくなる。霊能力者が集まる。アニメでやるような迫力の演出、舞台など。外連味があり、かっこいい。魅せられる。どの人物もプロフェッショナル。とにかくカッコ良い。ダークヒーローだ。最高にクールで演出最高なアニメを、実写で達成できてる。嬉しい。

好きな映画だ。
トンブレロ

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