Yuri

来るのYuriのネタバレレビュー・内容・結末

来る(2018年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

原作未読です。涙ちょちょ切れるほど怖い(((;>Д<)) 怖すぎて動けなかったから、観終わったら軽いエコノミーみたいになってて全身が冷えきってました(>_<) 怖いけどストーリーが多面的で何展開もあるので、クライマックスが何度もあり面白かったです。主要人物がドカドカ死んで、ストーリーテラーが妻夫木聡→黒木華→岡田准一→松たか子と移っていくのが豪華でした(*^¬^*) 小松菜奈ちゃんはどぎついメークでもピュアさが伝わってくるキャラクターで、可愛くて保護欲がくすぐられました(*´∇`*) ヒップラインが綺麗で、監督もわかって撮ってるんだろうなぁと(笑)妻夫木くんが演じた田原は痛過ぎで、香奈の憎悪が解りすぎるというか、「渇き」に続き、キモ怖いキャラクターが板についてきちゃったなと思います(^_^;) 黒木華はまたダイナミックにステップアップして、見事です。琴子は観る前は、寺島しのぶでも出来るんじゃないかなと思っていましたが、あのスピリチュアルに澄んだ感じの美しさと強さは、松さんにしか出来ないです(*^^*) 感服。柴田理恵もかなり迫真の演技をしているのに、実力派が多過ぎて、助演にノミネート出来なそうなのが残念です(>_<) 日本の伝承に沿っているお話なので、ジワジワ怖さに蝕まれていくんですよね。誰しもが持っているレベルの人間の負の感情と伝承を結び付けたのが、本作の勝因だと思います。だから、姿が見えないのに皆、自分の記憶の中の恐怖と結び付けてしまいます(>_<) ぼきわんは、沖縄の石敢當を思い起こさせる悪霊で、とにかく破壊力が半端ない!日本古来の悪霊なのに、あんなに霊媒師を集めても皆殺られちゃうって、人間の恐ろしさの末路を見せつけられた感じでした(>_<) 一見、堤幸彦臭がするのですが、中身はちゃんと中島哲也監督で、エキセントリックな演出とか、リアルにありそうなラインにちゃんと据えているところとか、近年稀に見る、観客の観たいが詰まっている悪霊とのド派手なバトルシーンとか、レベルの高いエンタメに仕上げているのが流石だなと感じました。多分、ホラー慣れしている方はそんなに怖くなくて面白い!と感じると思うので、オススメな作品です!
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