ぶちょおファンク

オズランド 笑顔の魔法おしえます。のぶちょおファンクのネタバレレビュー・内容・結末

1.5

このレビューはネタバレを含みます

序盤★2 中盤★1.5 終盤★2

ワタクシ熊本城の“一口城主”ということもあり、
熊本に実在し一度だけ訪れたこともある遊園地グリーンランドが舞台だったので親近感と懐かしい気持ちを抱き観賞。

波瑠ちゃん演じる“なみへい”のクズヒロインっぷり、
同期入社でちょっと頼りなげな岡山天音くん演じるキャラの誠実な仕事への姿勢との対比、
ここからヒロインが気づき、成長する様に期待の持てる始まりで好印象!

“オズの魔法使い”のテイストとして
頼れる存在の西島秀俊さん演じる“おづか”さんも今作のポイントであり、
みんなが“笑顔”をテーマに楽しく仕事をするのもいいんですが、
おづさんには“厳しい”一面を見せる場面も欲しくキャラの緩急の魅力として少し弱いと感じます!

終盤の盛り上げは良い意味で予想を裏切られる展開でそこそこ面白かったけど、
それほどこの作品と登場人物らや地方遊園地に魅せられることもなく、
お仕事ものでは職種は違えど
『プラダを着た悪魔』なんてよく出来ているし、
映画として今作は普通に気軽に楽しめるクオリティーに感じたのでこれくらいの評価にはなってしまう。

寂れた田舎の遊園地感は少なめで、
もう少しこの部分を取り上げた笑いを盛り込んでも良かったようにも思えますが、
撮影協力(地域活性化やPRも兼ねての作品づくり)してもらっているので
そういう自虐的笑いを日本ではやりにくんでしょうね…!

2020年129本目