1970年代からの青年たちの甘酸っぱい青春ストーリー。時代は30年近く進むから、上映時間も長い。
主人公は冒頭説明ある通り、2人なのだろうが、そうでもなくて割と登場人物全員にショートエピソードを挟んでの展開なので、少し雑然とした印象。あんなに全員の恋愛エピソードいらないんじゃないだろうか。
しかも全員同じような髪型、顔、聞きなれない中国語での名前で理解が進まず、途中まで顔見ても誰かイマイチわからず、エピソード展開でおまえ誰だよ的な展開になりました。
中国人ならわかるのだろうが、登場人物が多すぎる印象。
エピソード自体はどこかで観たような話ばかりで新鮮さはないものの、劇中音楽や演出、光の使い方がうまいので、雰囲気に酔えれば絶品映画にも感じられるとは思う。
特にエンドロール。数々のハイライト的なシーンが美しい曲と流れていき、あれはたしかに絶品だった。ラストだけで点数は2割ほど加算。
悪くないけど、素晴らしい!ともいいきれないかなあ。青春映画なので、多少なりともキュンキュンはするし、1970年の純朴な恋愛は美しいので、観て損したとは思わないです。