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ジャンヌ/愛と自由の天使のRinのレビュー・感想・評価

ジャンヌ/愛と自由の天使(1994年製作の映画)
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サンドリーヌ・ボネール扮するジャンヌ・ダルクは意外にお茶目な一面も──今年は特集のおかげでジャック・リヴェットをたくさん観られたので、VHSを購入して本作追加で鑑賞。ジャンヌ・ダルクは多くの監督によって映画化されてきた人気の史実みたいで、中でもカール・テオドア・ドライヤー『裁かるゝジャンヌ』(今年観た。サイケな鑑賞体験だった)とロベール・ブレッソン『ジャンヌ・ダルク裁判』(まだ観てない)が有名だが、ジャック・リヴェットもジャンヌ・ダルクを撮っている。ジャンヌ・ダルク役はサンドリーヌ・ボネールで、芯の強い雰囲気の俳優さんなのでピッタリなのではという事前の予想は当たっていたんだけど、意外にお茶目な一面も描かれていて等身大のジャンヌ・ダルクって感じがした。オルレアンで審問を受ける時に座らされる椅子が床にギリギリ足がつかない高さで、真面目に質問に答えた後にぷらぷら足を揺らすシーンとか。兵士に連れられてオルレアン公を訪ねる道中、ジャンヌが両脇の兵士に挟まれる形で川の字で寝て野宿をする一幕があるんだけど、チンコの赴くままにジャンヌを覗き込む兵士に対して全く動じることなく余裕の笑みを浮かべて「いい子だから眠りなさいね」と諭す。ここが本作個人的ベストシーン。

二部作の後編となる『ジャンヌ/薔薇の十字架』もこのあと観ます。
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