マカ坊

リチャード・リンクレイター 職業:映画監督のマカ坊のレビュー・感想・評価

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これまでに観た全ての映画の中で2番目に好きな「6才のボクが、大人になるまで。」の監督リチャード・リンクレイターの半生を辿ったドキュメンタリー。

今作自体は監督や関係者のインタビューや、過去作の映像などを軸とした所謂「普通の」ドキュメンタリーなのであえてスコアをつけることはしないが、この稀有な作家がどのようにして芸術と商業主義の間にあるどこかにその身を置く事が出来るようになったのかが端的にわかる、中々に興味深い作品だった。

ハリウッドというある意味極めて「異常」な世界の中で「普通」を続けられるという「異常さ」。

彼がアンドリュー・ヘイ、デヴィッド・ロウリーと並んで、今最も信頼できる作家の一人だという事を改めて感じた一本だった。
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