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クリシャのragaのレビュー・感想・評価

クリシャ(2015年製作の映画)
3.0
トレイ・エドワード・シュルツ監督の長編デビュー作。長回しショットや音響で不安や不快感を表現する演出に賞賛、次第に明らかになる主人公クリシャの境遇が、彼女と周囲の親族との距離が縮まらない根源となっている状況が焦燥となって露呈していく。これだけ期待値上げてるのにラストそこで終わるの?と消沈してしまう。そこから先を描いて欲しいのに…そこでクリシャはどう変わるのか、あからさまに変わらないのが現実であっても周りには気付かれなくても "感情の変化" があらゆる物語の "要" だと考える。惜しい。
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