恐いよ、本当に、何があったらこんな映画が撮れるんだよ。
ジャンル映画的な怖さもあるけど、それ以上に「何でこの映画を撮ったの?」的な恐さ笑
(創り手の精神状態にまで想いを馳せちゃうタイプの怪作と言うと伝わりやすいですかね笑)
…ということで次回作にも超期待です(*^^*)
絶対に前知識無しで観た方が面白いので内容には触れませんが、
とりあえず!2週目突入は推奨です!
OPの葬儀シーンだけでも初見じゃ分からない小ネタが全てのカット、台詞に仕込まれてます。こういうの好きです。
これあれだよねーとか言って、ワイワイしたい笑
インタビューなどを読むと、とても私的な映画のようです。
それを踏まえた上で、どう解釈するかなんですが、一番の命題は“逃れられない運命”だと感じました。それは血の繋がりであり“母の抑圧的支配”や“遺伝的疾患(拡大解釈すると性格や価値観を含むかも)”が内包されます。
付随して、それら諸問題への対処・どう向き合うか。これは作中描かれる集団セラピーであり、ミニチュアの作製であり、監督にとっての“この映画(表現)自体”であるとも言えます。
結論は絶望的に見えて瞳の奥に希望がありそうな…観客に委ねられている気がしました(ポジティブ過ぎますかね)
何にせよ、“逃れられない”と分かりつつも向き合わなければダメだ、という明確なメッセージはあったように思います。
面白かった~