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5時から7時までのクレオのいのレビュー・感想・評価

5時から7時までのクレオ(1961年製作の映画)
4.9
「私はバカで無能なお人形よ、不吉な歌で革命を起こす気?」とクレオが言っていた作曲家はミシェル・ルグランなのか。タクシーのシーンなど長回しで違和感はあったのだが、これはそのまま写しているからジャンプカットが使えないのね。タクシーのバックミラーと落として割れた鏡に映るクレオは、映画的カットとしても綺麗。最初の占いのなかに運命が提示されているうえに、映画の中で時間が寸切りされているために、「人形」というテーマは際立ってみえる。街を歩く際にみんなが振り向いてクレオの方を見るシーンなどは特にすごい。あとゴダールも出てくる。
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