みやび

詩季織々のみやびのレビュー・感想・評価

詩季織々(2018年製作の映画)
3.0
挫折や後悔を抱えた主人公が出来事を通してちょっぴり前向きになる、その構造を3作とも徹底させたことでまとまりがあってよかった。ただ、最後の飛行場のシーンはやや蛇足(というのも、3作目最後のシーンで口元までしか映さない理由は再開した、と明言しきらないところにあるのかと想像できるが、結局飛行場では顔を映してしまっている、どちらかにしてほしい。そして登場人物たちのモノローグと飛行機の飛び立つシーンはこれまでの1時間半を観ていればほぼ自明なテーマをわざわざ語ってしまっている。完全に説明過多)。
中国の郊外や田舎の風景、家族の暮らし方、家屋や服装などは中国文化に興味があるから、参考になった。
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