インドで生理用ナプキンを普及させたおっちゃんの話。
インド映画、自分はあまり観てないけど、これはすんなり観られた。
歌のシーンは少なめなのかな？でも少ないからこそ印象に残る。
笑えるシーンも多し。
やたら大げさな演技（身振り手振りに迫真の表情！）、演出（とにかく壮大な音楽！）に初めは違和感も覚えるけど、喜怒哀楽、感情豊かで「良さ」として受け入れられた。
実話ベースで現代が舞台ではあるものの、表現、雰囲気のおかげでインド映画という「異世界」にどっぷり浸かってしまった。
冒頭からとにかく文化の違いに驚かされる。
生理は「穢れ」であり「恥」であり、その期間の女性は屋外で過ごす……。
そんな固定観念ガッチガチの田舎で、村八分にされながらも信念持ってひたすらもがき続けたラクシュミ。それを支えたパリー。すごいです。
そして、あのラストでハッピーエンドのごとく賑やかに終わる演出にも文化の違いを感じた。
散々迫害したのに熱い手のひら返し、それを受け入れるラクシュミ。
やはり何があっても妻と地元に帰る、それがインド文化なのか？
実話なのか脚色なのか分からないしなんとも言えないけど、ちょっとモヤモヤが残る。
