故ラチェットスタンク

ペンギン・ハイウェイの故ラチェットスタンクのレビュー・感想・評価

ペンギン・ハイウェイ(2018年製作の映画)
3.1
まあまあ寄りの普通かな

お姉さんのキャラがシンプルに好き。彼女が出てるシーンが映画で1番面白かったです。興味をそそられるキャラでした。
アニメーションが綺麗だったのもよくて映像表現も好きなとこがありました。
水の表現やペンギンが特に良かった。ペンギン周りの演出は特にユニークで良かったです。
小さい頃のアドベンチャーみたいな要素は少年心をくすぐられて好きでした。
実験やら観察やらを重ねてくのも楽しいなって思ったし、謎を色々と残してく辺りも好きです。

ただ子どもたちのキャラは特に好きじゃなかったし中身が結構薄くて、作品全体の信憑性もあんまりないなって思いました。
もう少しリアリティを作って欲しかったかな。そしたらもっと親近感が湧いた気がします。
結構無難に感じた部分も多かったし見飽きてきた展開や演出が多かったです。
ストーリーのペースも少し悪かったかな。焦点が少しブレてくというか、ペンギンの話の後にもう1つ"海"っていうものが登場して、あれ?ペンギンどうしたのって少し思いました。

色んなものが繋がってるっていう脚本の書き方はいいと思うんだけど、もう少し区切れなくそこを魅せられてたらなあと思いました。

展開も先読みやすかったし、映画見てんなって感覚が強かったです。

伝えたいことは色々とあんだろうなって思ったけど、引き込まれなくて映画として少し退屈でした。

そんなに悪い映画じゃないけど心に残るものはあんまりなかったかな。