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追想のIのレビュー・感想・評価

追想(2018年製作の映画)
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機内で字幕なしで観たためなのかは分からないが、他の方々の感想と自分の感想が少し違うよう。
普通の、"あの頃は意思疎通が出来ずうまくいかなかったよね"系の映画で捉えられないのは、フローレンスのトラウマが重すぎると思った。
フローレンスのベッド上で急に経験人数を問いただす言動が分からないとか、笑いそうになったとかそういう感想がいくつかあるようだが、
想像力が働いて、というかフローレンスの立場で考えると彼女を理解できるしゾッとする。
少し滑稽な演出になっているという指摘がされているみたいだが、自分は気がつかなかった。
どちらにせよ、今思えば、トラウマに対する扱いが雑なせいで、全体的にどういう演出がしたいのか分からなくなっているのかも。ただの喧嘩のタネとして性的虐待が描かれる物語を映画作品としてチョイスしている、もしくはそういう演出をとっているのだとしたら監督の思考を疑う。
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