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希望の灯りのgolのレビュー・感想・評価

希望の灯り(2018年製作の映画)
4.6
GWの東京での映画館巡りの際に
候補に挙がっていた作品。

おそらくもう暫くすれば
レンタルされるんでしょうが、
観たい作品はなるべくなら映画館でを
信条としているので今更ながらの鑑賞。

いやはや、お見それいたしました。

話としては大きな出来事は
たった一つしか起きません、この作品。
しかもその出来事も
事自体は重く大きな出来事ですが、
描写の外側でひっそりとなので、
この作品の中心では
実は全く何も起きてはいないのです。

それでもこの濃密さはなんなんだ、、、
とあるスーパーでの日々の業務と、
そこで働くクリスティアンの
何でもない日常であるのに、
ここまで惹きつけられるとは、、、
生まれてから成長し、
人に出会い、別れ、
人生の全てを垣間見ているかのよう。

描き方一つ、捉え方一つで
世界はここまで見え方が違ってくる。

映画はやはり面白い。

あと、個人的な好みですが、
この作品、物凄くルックが良い!
どのシーンを切り取っても絵になる贅沢さ。
随所にここぞという場面で流れる音楽も、
作品同様に派手さはないけれど、
内側に染み入るようで、
素敵な映画体験でした。
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