ハンコ課長

空母いぶきのハンコ課長のレビュー・感想・評価

空母いぶき(2019年製作の映画)
4.2
えーやん、えーやん。面白かった!
良い緊張感とワクワク感が味わえた。

僕自身が現代の海戦の知識がなくて、もはや『バトルシップ』のような大砲撃ち合いの砲撃戦ではなく、ミサイルによる、いわば遠隔戦による戦闘主体になっているというのがまず驚き!もはや相手の姿を視認することなく、殺し合うんだね。
またミサイルをミサイルで撃ち落とす精度が結構高いっていう概念がまず無かったから、戦闘知識としても衝撃だった!

そして、ソ連時代のモノと思っていたミグがまだ現役だったっていうのにも衝撃!
トップガンの時代からあんま変わってないのね…

日本では政治的発言とか信条とかをなかなか映画などのメディアで表現し辛いけど、
飽くまで艦長の「私がお答えすることは出来ません」という究極のボカシで押し切ったおかげで、こうして巨大な予算をかけて公開することが出来てエンタメとして楽しめたのはかなり評価されて良いのでは無いだろうか。

かつて『ローレライ』で戦艦が出てきた瞬間に「CGしょぼ!安過ぎ!ゲーム画面やん!」ってガッカリしたことがあったけど、今回はそんなことも無く映画クオリティとして楽しめたのは大きい。

大阪弁飛び交う主砲戦闘はいわばハイライトで、拍手喝采でした!

邦画特有の安いラブロマンスも無いのが良かったけど、コンビニのエピソードは、絶対要らないでしょ?!
ハンコ課長

ハンコ課長