なつ

悪魔の季節のなつのレビュー・感想・評価

悪魔の季節(2018年製作の映画)
4.5
“立ち去った女”の、ラヴ・ディアス監督によるアカペラロックオペラ!
1970年代後半のマルコス政権下、ある村で起きたこと。(実話含む)
未知数過ぎるロックオペラの4時間に尻込みしたものの…
心の慟哭、叫びの歌声に心が抉られ、久しぶりに放心した。
今も脳裏から離れないシーンの数々に余韻で泣けます。
困難な時代を生き抜いてきている監督にしか撮れないと思うし、やはりこの人は怪物だと思った。
個人的には、“立ち去った女”より好きですが途中退席者も居たので…
苦手な人はとことん苦手なのだと思う。
あぁ残念だ、中盤以降、一気に話が動き面白くなったのに…。
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