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ウトヤ島、7月22日のsbchlcflttのレビュー・感想・評価

ウトヤ島、7月22日(2018年製作の映画)
2.8
「ここにいれば安心でしょ」

「世界一安全だから 何も心配いらない」


2011年7月22日に「ノルウェー連続テロ事件」を起こした極右思想の男。なんと単独犯。

この事件でびっくりしたのは「(犯人に)オスロ司法裁判所は禁錮最低10年、最長21年の判決を言い渡した」こと。最長21年?ノルウェーの法律ってそうなんだと思った。(一応禁固刑が終わったあともいろいろあるらしい)。

しかも「刑期が10年過ぎたことからノルウェーの法律に基づき仮釈放の申請が可能となった」と。ていうか申請すんのかい...(そしてそれは却下されたと)。

Wikiによると、顔を整形したり、改名したり、会いたい人の一人に日本の政治家をあげたり。

刑務所の待遇改善を求めた裁判を起こしたがその内容は、「刑務所内で利用できるテレビゲーム機をPlayStation 2からPlayStation 3へ変更し、面白いゲームソフトを与えよ」だったらしい(でなんだかんだ敗訴)。

「少なくとも年に800通の手紙を受け取っており、その大半が女性ファンからのものである」とか。(犯罪性愛(ハイブリストフィリア)と呼ばれるもの)

そんな感じで今も生きてんのよね。

ウトヤ島で追悼集会が行われた時、犯人の母親も来たらしい。その時被害者家族たちはその母親を抱きしめたとかなんとか。つい先日の日本人学校の事件。被害児童の父親の手紙(真偽不明)を思い出した。負の連鎖を断ち切る行為。自分には到底無理だと思った。


で、映画の方は所謂「ワンカット」の撮影とかで臨場感はあったかな。でもあの状況で歌は歌わないだろ。外に出かけるなら派手な色(救難対策)と暗い色(事件対策)両方の服を着てった方がいいのかなとかぼんやり考えてた。
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