ミーミミ

ウトヤ島、7月22日のミーミミのレビュー・感想・評価

ウトヤ島、7月22日(2018年製作の映画)
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私たちは多様性のなかにある

幾多の思想が交錯して当然で

どんな思想も尊重されるべきである

ー理想はそうー


だけど
自分の都合を主軸に置く思考が横行しているのも事実

いかに反対勢力を陥れダメージを与えるか

いかに力を削ぎ痛手を負わせるか

「排除」という選択の恐ろしさ

それがどんなに危険な考えか

これは

そんな偏った主義主張の

標的になった若者たちの記録。


わたしは観かたを誤った
あ!ダメダメ!そっち行っちゃダメ!
なんで。そんなー!

そして息子に言われた
突然こんな状況に放り込まれて
冷静に行動できる人居る?
なにが正解かもわからないのに…

わたしは黙った
そうか…
ここに居るのはヒーロー・ヒロインじゃない
普通に暮らす等身大の男の子・女の子

そんな彼・彼女がその時できる最善のことを自分の良心に従ってしている


72分

そのなかにどれほどの恐怖があったか

ひとりひとりの72分

島に居た700人、それぞれの

その母の、父の、おじいちゃん、おばあちゃんの、兄弟姉妹の、恋人の、友達の

みんなの72分

そんなこと思うと

もうなにも言えなくなる
ミーミミ

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