垂直落下式サミング

コーヒーが冷めないうちにの垂直落下式サミングのレビュー・感想・評価

コーヒーが冷めないうちに(2018年製作の映画)
3.0
「4回泣けます」という、さすがに10年の乖離がある宣伝コピーがゴリスベりしているので心配だったが、やっぱり時代錯誤のクソダサ映画だった。
そもそも、泣けることはいい映画の条件じゃないわけで、何回泣けようが心を揺さぶられなきゃ無価値だし、あるいは人によっては感動することすら重要ではないかもしれない。
それにしても、本作は安直すぎやしないか。観客を泣かせようとする手法が全部同じで、あざとくて凡庸。オムニバスで並べられた4つの話の、なんと脈絡がなく平坦なことか。
この映画の価値は、今現在「国民の彼女」の称号を欲しいままにしている有村架純が主演しているということ。天使。女神。かわいい。つまらなくても架純ちゃんとのデートムービーにしちゃえばいいので、映画はつまらないのにつまらなくはない矛盾した心情で鑑賞し終えることができた。なんたって俺の架純だからな。