kazata

母さんがどんなに僕を嫌いでものkazataのレビュー・感想・評価

3.0
いろんな意味で未だに"『ヘレディタリー』ショック"を引きずってしまっているので本作を鑑賞(笑)

そしてトニコレ様に負けないような"恐母"を演じさせるなら今の日本には吉田羊がいたわ…ってことも鑑賞動機に(笑)
"動"的なトニコレ様に対して"静"的な吉田羊、って感じでしょうか。

さてさて、映画の内容は……
家庭虐待不幸モノのテンプレシーンのてんこ盛りで"泣かすぜ圧"がスゴいので、若干引いてしまうところもあるんだけれども、それらを巧みに成立させてしまう太賀君がやっぱりお見事&天晴れ。(例えば、顔面の筋肉をちょっとピクつかせることで心情を表現したりしてます)彼が主役じゃなかったら危うい映画だったんじゃなかろうか、とも思いました……
(その他では、キャラクターの良さを含めて森崎ウィンさんがかなりいい味出してました!)

演出がワンパターンな感じがするので、もうちょっとバリエーションがあるともっと感動できたはず。
(それでも劇場内のいたるところからすすり泣きが聞こえてきました)
kazata

kazata