しゅんまつもと

アイネクライネナハトムジークのしゅんまつもとのレビュー・感想・評価

3.1
見ながら、これは本当に今泉力哉の映画なんだろうか…と疑わざるを得なかった。その魅力が存分に出せてたと自分には思えない。というより伊坂幸太郎原作との食い合わせがあまり良くないんじゃないんだろうか。
伊坂幸太郎の話っていろんな人物の視点で物語を語って実はここが繋がってました。的なところが魅力な気がするんだけど、その繋がってましたがあまりに巧妙すぎると群像劇としての魅力ってちょっと損なわれるような気がする。なにより会話が面白くないのが致命的。根幹的なことを言いすぎてる。時制や場所を動かしてるのにカット割がつまらなすぎる。音楽の使い方があまりにダサすぎる。雰囲気だけで意味をもってない。

以下、瞬間的に良かったところ。
・シャンプー(もっとさりげなくて良い)
・牛乳
・食パン