ちぃ

家へ帰ろうのちぃのネタバレレビュー・内容・結末

家へ帰ろう(2017年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

★3.8 主人公のおじいさんはたくさんの子供、孫に囲まれていたが明日から老人ホームへ入所することに。その夜彼は誰にも行き先を告げずにポーランドへ友達を訪ねて旅に出る。途中知り合いが出来たりする。彼はユダヤ人でかつて仕立て屋をやっている家の息子だったがドイツのせいでゲットーに住むこととなり、かつて住んでた家は仕立て屋の従業員が住むこととなった。ゲットーで家族を失ったおじいさんは足を怪我しながらも逃げ出し自分の家までたどり着く。命からがらついた家には従業員家族が住んでいてそこの父親はユダヤ人だからとおじいさんを見捨てようとするが、そこの息子は(当時おじいさんと同い年)彼を助ける。そして彼はアルゼンチンに亡命。再会を誓い合うがそれはかなわなかった。ようやく色々な人の助けでドイツへの呪縛も溶け友人に会うことが叶う。
家へ帰ろうっていう邦題が秀逸。おじいさんの家はここなのだ。そしてドイツへの恨みや辛さは少ししか描写されないにも関わらず深く感じられる。最後におじいさんが友人に 会うシーンはとにかく感動。
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