このレビューはネタバレを含みます
オックスフォード英語大辞典を生み出す過程で、中心的役割を果たした学者と、助力した囚人の奇異な半生を中心に、人の心の交流が描かれるお話。
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言葉が達者な人は羨ましい。わたしが好きな映画や本について回る非母語の壁。言葉を大切にするテーマになるほど痛感させられる汗
本作の主役の2人は、言葉と誠実に向き合い、それによって苦しむが、究極的には戯れているように映った。
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本作は、あまりに奇異な設定に感じるが、これが事実だという。
そして終盤にはサプライズで何と若き日のチャーチルが美味しい役どころを果たす。おいしいなんて失礼だが…わずか数分で、大局観と意思決定の鋭さを見せつけていったw
また辞典作りの方法論が、奇しくもWikipediaと共通していたことも興味深い。
もはや、映画の事実を追うだけでもワクワクすることだらけだw
本作の締めくくりに、辞典作りにかかった歳月は70年と明かされた。そしてその70年の間の言葉の変化が、次の辞典に組み込まれていく。果てしないな〜
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スコア内訳
ルック0.5
シナリオ1.0
役者0.5
深度0.5