けまろう

ライトハウスのけまろうのネタバレレビュー・内容・結末

ライトハウス(2019年製作の映画)
2.0

このレビューはネタバレを含みます

『ライトハウス』観賞。『ウィッチ』はすごく好みだったのに今作は完全に鑑賞者として敗北。霧笛で演出される不気味な雰囲気で『ウィッチ』同様一気にゴシックホラーの世界へと導かれたものの、その後はよくわからないままウィレム・デフォー(トーマス・ウェイク)とロバート・パティンソン(イースレイ・ウィンズロー)の美しいとは言えない掛け合いを眺めて終わってしまった。
他の考察動画を観ると二人の灯台守は海の老人とも称されるプロテウスと火を盗みゼウスに罰せられたプロメテウスをモチーフとしているという。確かに、最後ウィンズローはウェイクを殺害し彼が死守していた灯台の灯を見つめ地上に転落してしまう。そこで海鳥に内臓を啄まれているシーンもオマージュなのだとか。
閉鎖環境で二人で居ることで狂気に陥っていく二人の男の物語。画も美しくはないので慣れてないとキツいかも?
基本画面は暗いが唯一白いモチーフが二つ、人魚の裸体と灯台の灯であり、男の追い求めるものはなんともシンプル。
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