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愛と銃弾のbirichinaのレビュー・感想・評価

愛と銃弾(2017年製作の映画)
4.0
随所に登場人物の心情をミュージカル風に歌で織り込んでいる面白い作りの作品だった。物語自体は面白いのだが、歌のシーンがかなりダサいというか変で、シーンが盛り上がるという時にその歌が入ってくるので、興ざめして物語に入り込めないのが何だかな~という感じ。歌がないほうがいいような気もするが、でも単に歌を外してしまうと登場人物の心情が分かりにくくなりそう。

ラスト、すんなり死んで終わりかと思ったら、思わぬトリックがあって面白かった。

主役の女優とナンバー2の男とタイガーの主役ではないほうの男は本物の歌手だそう。
死んだことになっているマフィアのボスを演じている俳優、いつもいい味出す俳優で今回もよかった。ハゲ頭がトレードマークだけれど、今回は髪の毛がある役で、髪があるとこういう顔になるのかと新鮮だった。
「ゴモッラ」のチンピラ役のチーロが出ていた◎

ナポリ弁をたくさん聞けたのも面白かった。
ただし、この内容で2時間を超える必要はないのでは? 2時間以内にコンパクトにまとめてほしかった。
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