友二朗

PSYCHO-PASS サイコパス Sinners of the System Case.1「罪と罰」の友二朗のネタバレレビュー・内容・結末

2.9

このレビューはネタバレを含みます

「誰も力では動かせない
 動かせるのはね、心なのよ」
いや誰が言うとんじゃー、霜月。

普通にシリーズ通して霜月の理念が何なんか一つも分からん。今回も市民を助けてるようで、そんな感情この人にあったっけ。人格変わりすぎてよほど潜在犯なんやけど霜月。今まで人間臭いのが良かったんに、主人公になった今作でその面白みの無さが露見された気がする。いつからこんな熱いヤツになったんや。でも熱く見えんのよ今までのせいで。

逆にツネモリの安心感ったら凄いわ。

集団思想の理論てこれで合ってる?
シーズン2的に。

敵役に魅力なし。シビュラが矛盾と穴だらけ。公安の範囲が曖昧。この施設は地味に必要だし誰かがやらねばならない。あのオバさんがクソすぎるだけ。ええ奴が運営したらええ所になるやろ。

総じて造り込みが浅い一本だった。
雪を舞台にしてくれたのは綺麗。
夜坂めっちゃええ奴やな。愛だわ。
霜月なんで夜坂のこと呼び捨てやねん業務中やぞ。夜坂ええやつやな。

「正義の味方だから!」
うん。なめてんね。

ただそれらから目を逸らさせてくれるギノの溢れんばかりのカッコ良さ。ギノはほんまにカッコよくなった。シーズン1のギノがいたからこそ輝いてる。

首絞められて目が虚になって、そこから眼力を取り戻すカット。これが良い。昔のギノにはできなかった眼。

クニヅカもずっと有能。ずっとストレスフリーを与えてくれる。
友二朗

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