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レディ in ホワイトのペンのレビュー・感想・評価

レディ in ホワイト(2018年製作の映画)
2.4
名古屋市の某企業、面接会場。大勢の就活生が黒のリクルートスーツで揃う中、一人だけ白いスーツを着る女がいた。足を組みながら「私が名古屋のGDPを上げてみせます」と大口を叩く彼女の名は如月彩花(吉本実憂)。何故か採用されてしまったこのトンデモ新人が社内に嵐を呼ぶ!

粗筋だけ見ると、型破りな新人が会社で大活躍する痛快な映画のように思えますが全然違う。主人公が型破りを通り越して、信じられないレベルの非常識さの上にバカでクズ。しかも、主人公だけでなく登場人物みんなブッ飛んだ狂人ばかりで、一人も共感できる人間がいない。リアリティが無さすぎてお仕事映画として成立していません。

この映画は何を訴えたかったの?働くことの素晴らしさ?個性の重要さ?パワハラは必要悪とでも言いたいの?何にも伝わってこなかったよ。なんでこんな映画作ったの?と首を傾げるレベル。主演の吉本実憂のプロモーションだとしても大失敗だと思うぞ。
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