風来坊

暗殺者たちの流儀の風来坊のレビュー・感想・評価

暗殺者たちの流儀(2015年製作の映画)
2.0
伝説のスナイパーである初老の男性は、弱味を握られ警察庁長官の暗殺という困難な任務を引き受ける。しかし、老いや病気の為に眼や身体に異常が現れかつての伝説のスナイパーの腕は鈍っていた。絶対に失敗出来ない任務のため、若い元軍人を相棒にするが…。ポーランド製のサスペンスアクション。

実話にヒントを得たというお話し。どこが実話でどこがフィクションなのかはよく分からないが、自分が受けた殺しの依頼を別の男にさせるというのは興味深い。引退の身で好い人そうなお爺さんを装っていても、人殺しに躊躇が全くないのはかつての血が騒ぐのか元が極悪人なのか…。

主人公を始めとして主要登場人物の誰もが勝手で冷血なので、人の温かみを感じないので感情のやり場がなく話に乗れなません。
爆発とかチェイスとかアクションの見せ場もなく淡泊で盛り上がりに欠けます。

世は無情みたいな事を言いたいのだろうけど…締め方もイマイチでした。私は雰囲気に乗れずにイマイチでしたが、アイデアは良いので雰囲気が好みにピタリハマれば面白いかも知れません。
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