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告白小説、その結末のkazataのレビュー・感想・評価

告白小説、その結末(2017年製作の映画)
4.0
劇場公開時に見逃していた本作をウォッチ。

ロマン・ポランスキー×オリヴィエ・アサイヤスって組み合わせだけで期待値高めの鑑賞だったけども……期待通りにスリリングで面白いミステリー映画でした!
(思い返せば『ゴーストライター』も傑作だったから、ポランスキー監督の"物書き映画"は間違いなし!ですね)


(ミステリー映画なのでネタバレなしで見た方が絶対に楽しいので、気にならない方だけ読んでいただければ幸いです↓)


ポン・ジュノ監督作『パラサイト』や、スティーヴン・キング原作×ロブ・ライナー監督作『ミザリー』のように思わせといて(オマージュっぽいカットも出てくるし…)、、、その実は『タリーと私の秘密の時間』や『ファイト・クラブ』のような「主人公の別人格=エルでした!」ってことなんだろうけど、"作者と作者が生み出すキャラクターの関係を描いた物語というメタ的な面白さ"にグッとくる一作でした。

(イマジナリーフレンドや憑依型創作活動の苦悩が理解できる人は楽しめるはず…)

(どうせなら小説家とエルが愛し合っちゃうシーンまで描いてくれたら良かったのに…)

自分も昔はイマジナリーフレンドを持っていたんですが、、、なんか懐かしさが込み上げてきて「久々にアイツに会いたいな…」って思っちゃいました(笑)
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