確率とは 可能性の度合い
実現する見込みだ
リバーサイド高校の弱小バスケ部のポイントガード テロンは才能豊かな14歳。
バスケは抜群だが算数障害で、スコアで表示される数字が認識出来ず、コーチや父親に残り時間を教えてもらいながらプレーしていた。
ある日、強豪のリバティ高の監督がスカウトにやって来る。
母親は反対するが、バスケだけでなく勉強もしっかりする約束で、編入する事に。
バスケは順調だったが、チームメイトは授業も出ず、監督の言われるがまま。
母が望む高校生活には、なかなかならないが、チームはタロンの活躍でスポーツメーカーからスポンサーが付き、彼がアップするYoutube の再生回数も増え、次第に注目選手になっていく…。
久々NETFLIX オリジナル作品集を。
なるほどですねー！
・学生スポーツの移籍、規制の問題
・有望な選手の周辺に発生する利権
・アメフト選手の後遺症
・SNS
が、1つの物語中で語られた意欲作です。
すごく『今ぽく』、自分の知らない話ばかりで、興味深かったです。
タロンが出す『結論』は、そんなすさんだ状況の中で、己の苦手を克服し、なおかつ爽やかで良い物だったので、感動しました。
なのですが、父親、監督の『罪』扱われ方の軽さは気になりました。
チームメイトとの確執～友情も描写が甘く、彼の『数字が認識出来ない』部分も、もっとフィーチャーしても良かったです。
そう考えるとやはり、『ネタ多すぎ』だった、という印象でした。
『学生スポーツ事情』という、日本ではなかなか注目されなそうなジャンルですが、スパイク・リーのラスト・ゲームでもあったように、アメリカでは注目度は高いんでしょうね。
