Hitomi

ちいさな英雄 カニとタマゴと透明人間のHitomiのレビュー・感想・評価

4.3
完成披露プレミア試写会にて。

西村プロデューサーによると、本当は4編の予定だったそうです。もう1人の予定されていた監督、それは——高畑勲監督でした。参加は叶いませんでしたが、「監督の背中を見て育ったアニメーターの3作品に、高畑監督は生きている」という言葉が感動的でした。

『カニーニとカニーノ』、『サムライエッグ』、『透明人間』のすべてにおいて言えるは、いのちをテーマにしていること。自分は誰かにとっての生きる意味であるということ。
それを感じられた作品を、誕生日という私が命をもらった日に観ることができてよかった。命の重さ、自分の存在意義を、より強く感じました。

スペクタクルな要素が溢れているので、子供も観ていて楽しい。ですが、大人になって、生きることについて考えた時に、もう一度観てほしい作品です。
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