初めて映画で悔し涙を流した。韓国映画で1番好きかも知れない。
幼少期の頃から「ジェンダー格差」や「女性らしさ・男性らしさ」に反骨精神を持って生きてきたから(父親に散々殴られたけど)、今まで疑問視してきたジェンダー問題の描写が鮮明すぎて苦しかった。。でもキム・ジヨンが色々な人の視点で言いたい事を代弁してくれているのでスカッとコリアな映画。
(旦那さんが思いやりのある人なのも救い)
「誰にでも笑顔を振りまいて愛想よくするから」などという男性にとって都合のいい身勝手な理由で、男性が"下心を持つ"のは女性にも落ち度があると言われてしまう事。
女性側が苗字を変える事に何の疑問も持たずに結婚して、相手の家庭に入って相手の実家の手伝いをさせられ自分の実家は蔑ろにされること。
女性の家事育児は「育児休暇」という言葉が使われているからか家でのんびりできる「お休み」だと思われてしまうこと&キャリアにブランクができてしまうのは女性が多いこと。
etc...
みんなこうだから、こうしてきたからと流されず、常に自分で納得した判断を人生でしていく・主張していくことが大事だし、そう改めて思わせてくれる最高の映画でした。
