若松作品に惹かれてピンク映画の門を叩いた女性と、パワフルでユニークな仲間の青春の日々。
映画作りの夢、過去と現在の間で揺れる、働く女性の葛藤が胸に迫る。
もう、つぶさには知ることのできない思いに寄せてスクリーンに焼きつけた、あの時代と人への愛。
門脇麦は本当に素晴らしいし、井浦新も若松監督への愛が滲んで、最後には監督そのものに見えた。
若手俳優が軽やかに演技する中で(オバケ役タモト清嵐や高間賢治役の伊島空とても良かった)、大島渚演じる高岡蒼佑ら年長の役者が重みを加えてる。
曽我部恵一の音楽もいい。
舞台挨拶付き上映で観て、若手から中堅までこんなに勢ぞろいする舞台挨拶珍しいと思うけど、皆しっかり言葉を伝えて、良い空気だった。
この映画も、この映画に出演した皆の未来も止まらずに、輝くといいね。
