このレビューはネタバレを含みます
若松プロの映画はなぜか日本暴行暗黒史 異常者の血だけ観たいなぁと思っていたくらい。
いやあ、よかった。かつてこんな熱量をもった場所があったのか…と。
熱さと荒さが滲み出てた。だからこそ、そこに迷い込んだめぐみは不思議の国のアリスみたいな…。
門脇麦がいい。終盤あたりのめぐみのインタビュー答えてるとこはゾクゾクした。
あきらかに現代の車や現代のファッションの人が通ってたりするけど、そんなとこ誰も見てねえからいいんだよ！てな感じだった。
大島渚、佐々木守ら創造社軍団と若松プロ軍団がジャミラ回の話で盛り上がっているのは実相寺昭雄ファンとして嬉しかった。
パンフレットに白石監督や役者さんのサイン入りで、役者さん、監督インタビュー、当時の若松プロの方々のこの映画にたいする座談会など読みごたえがある内容で、巻末に完成台本が全編掲載というＡＴＧ並に充実した内容。
その当時の方々の座談会でこの映画をボコボコに叩かれているのもセットで面白かった。
若松プロ作品観てみようと思う。
