ゴン吉

騙し絵の牙のゴン吉のレビュー・感想・評価

騙し絵の牙(2021年製作の映画)
4.2
出版メディア業界を舞台に改革を描いたビジネスドラマ。 
大泉洋が主演、松岡茉優がヒロインを演じ、宮沢氷魚、池田エライザ、佐藤浩市らが共演。 

伝統のある大手出版社”薫風社”の創業一族であるカリスマ社長が急逝し、新社長(佐藤浩市)が就任する。同社のカルチャー雑誌の「トリニティ」に新しく着任した編集長の速水(大泉洋)は、同誌の生き残りをかけて次々と斬新な策を打ち出していく…

攻めを基本とするビジネスエンタメ作品で、デジタル化が進むメディア業界を舞台にしたアイデアの数々が興味深い。
単に古いものを切り捨てるだけではなく、時には温故知新を基本に古いものでも良い点は残し、そこに現代の新しい感性と技術を導入して新旧を上手くミックスさせるなど興味が尽きない。
テンポよくストーリーが進み、予測できない展開に最後まで目が離せません。
「それ本当に面白いですか?」
「多分めちゃくちゃ面白いです」  

2023.10 BSテレ東で鑑賞(シネマクラッシュ・無料テレビ初放送・本編ノーカット版)  
第45回 日本アカデミー賞で優秀主演女優賞、新人俳優賞を受賞
ゴン吉

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