ちろる

若おかみは小学生!のちろるのレビュー・感想・評価

若おかみは小学生!(2018年製作の映画)
4.2
良い良いとは噂に聞いてはいたが、うっかりちゃっかり夫婦で号泣してしまった。
監督はジブリで多くの作画を担当した高坂希太郎さん。
やはり、しっかりと仕込まれた人が描くものはちゃんとしていますね。
絵面の雰囲気から勝手に、思いっきり明るい小学生の青春物語を見せてくれるのかと思っていたけど、始まりからとても過酷な運命が主人公のオッコに待ち受けている。
オッコちゃんは、小学生???と疑いたくなるくらいに、しっかり者、とても強くとても素直で良い子。
キャラクター的に誰もが応援したくなるキャラクターになっている。
新たに心の友となった、ウリボーたち3人の幽霊ズの存在が明らかになった途端、悲しい物語がユニークな成長物語に!
子供も好きそうな愉快な脚本なので大半は楽しく観ていたのだが、そうやって観ていたからこそ後半の切ない展開に突然涙の展開が待ってるからうっかりしてたよ。
いつかまた、いつかまた会おうね。
大切なものは目に見えないんだよ。って星の王子様の言葉を思い出してしまいました。
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