Ayakashd

バーニング 劇場版のAyakashdのレビュー・感想・評価

バーニング 劇場版(2018年製作の映画)
3.4
不穏でありながら美しく印象的なカットの数々。静かでただそこに在るだけの風景が、人間の矮小さを際立たせる。寒々とした村、美しい夕焼け、燃え上がる炎、映る不穏な影。一方に、何者でもない、無価値に等しい人間、一方に、あたかも全能に世界を、命を掌握するかのような裕福な人間。サスペンスでミステリーで、アートフィルム。
面白かったし綺麗だった。村上春樹の原作、もとはフォークナーに同題の作品があってそこから取ってるようですね。フォークナーから読むかな。

スティーヴ・ユアン立ってるだけでサマになってたわ。でも、もっと情けない役とかコメディやってるユアンも好きです。
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