ちょうど村上春樹の『螢・納屋を焼く・その他の短編』を読了したから観た。
原作の納屋を焼くは約30ページくらいしかないのに映画では2時間半となかなかの長さ。それ故に前半は少し退屈したけれど、あの村上春樹の世界観をうまく映像化したなと。
「そこに蜜柑が”ある“と思いこむんじゃなくて、そこに蜜柑が”ない“ことを忘れれば
いいのよ。それだけ。」
小説の中で、好きで印象に残った言葉が映画でも使われていて嬉しかった。
ま、この台詞がないと関係性が始まらんからあって当たり前なのだが笑
割とというかだいぶストーリーにも関係してくるし。
結末は、原作でも映画でもどちらも読者や観客に解釈を委ねられるのでスッキリはしないけれど、その分余白を悶々と考えなければならない時間がこの作品の醍醐味だったりするのかな。
にしても色々なパターンが考えられて気になる...🤔
そこに”ある”と思いこむんじゃなくて、そこに”ない“ことを忘れればいい。それだけ。