AyuAyu15

ビリーブ 未来への大逆転のAyuAyu15のレビュー・感想・評価

ビリーブ 未来への大逆転(2018年製作の映画)
4.5
今あたり前のように女性が男性と平等に学んだり働いたり自分の意思で生きたりすることが、ついザックリ半世紀前には考えられないことだったという事、是非知っておいて欲しいし覚えておいて欲しい。

私たちが手にしている権利や自由は、このルース・ベイダー・ギンズバーグのような人が必死に戦ってくれたからこそある、という事。

そしてまだまだ私たちに困っている事、腹が立つ事があったら訴える事が出来る権利を彼女のような先人が勝ち取ってくれている、そんなラッキーな時代に生まれているんだということ。

女性を差別するということは男性を差別していると同じ事で、男性もまた男はこうあるべき、みたいな”イメージ”の鎖に縛られている。それでいいの?

若い頃私はどちらかと言うと内面の世界に興味があった、心理学とかカウンセリングとかそんなものに。最近やっとそれはそれとして、じゃあ外側の世界をそれぞれの内面の世界に合わせて行けばいいんじゃないのとこの歳でやっと気付いて法律とか政治って本当はおもしろいんだなって分かって来たからこういう映画ワクワクする😃

「裁定は天気には左右されないが時代の空気には左右される」

本当にそう、民主主義の国ならそうあるべき。

「先ず人の心を変え、次に法律を変える」

いや、人の心が変わっていたら、人の暮らし方が変わって来たら、それに合わせて法律を変えるのだ。

法律というものはこうして変えて行くべきものだし、これがカンペキ!という法律はない。

だから私は日本国憲法だって本当に必要であれば変えていいと思っているんですよ〜、ただ、本当に議論を尽くしてからならだったらね。
一部の人が勝手に変えちゃダメですよね〜。
「理性こそ全ての法の魂である」
カッコいいね〜。
私は基本的に理性より感性の人なので本当に憧れるわ😍💓

ただ個人的にはこういうヒューマニズム系の映画のBGMの弦楽器が嫌い、音楽でそんなにアゲアゲに盛り上げなくてもいいのになと。せっかくいいなと思って観てるのにちょっとシラケる、ダサい。

ルースが挫けそうになった時の娘ジェーンの言葉
「誰のために頑張っていたの?私のためにじゃなかったの?」
という言葉には本当に心打たれた。

この映画で感動した人は是非
『未来を花束にして』
もおススメです(^^)
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