昔10代の頃『精神分裂病』の人の絵を本で調べるとその代表例としてよく載っていた猫の絵。
どうしたらこんなに不思議で印象に残る素敵な猫の絵が描けるんだろう?『精神分裂病』になると猫もこんな風に見えるってこと?と、不謹慎?だけどちょっと憧れたりしてた。
「あなたが電気と表現するもの、エミリーと感じたものを、私は愛と呼びます」
なるほど!
だとしたらあの猫の絵は愛で溢れている、ということか!
2人で見たあの美しいイギリスの田園風景にも愛が溢れていた、そういうことだったんだな。
暗くて捻くれたイギリス(特に昔の)にこういった精神疾患は似合い過ぎてるし、暗い話しなのかなーと思って観たけれど、確かに暗くはあってもルイスが妻と猫たちからたくさんの愛をもらって生きられたことが心を暖かくしてくれる映画だった。
そしてやはりカンバーバッチ、いい。
特にお爺ちゃんになってからの場面はめちゃくちゃよかった。
ルイス・ウェインの猫の絵を改めてたくさん見てみたくなった。