伊達巻

グラインドハウスの伊達巻のレビュー・感想・評価

グラインドハウス(2007年製作の映画)
4.2
超楽しかった作ってる人たちはもちろん観客の雰囲気もなんかみんな映画好きなんだなーってのが伝わってきて非常に楽しい時間を過ごせた、デスプルーフは人生ベスト級の超お気に入りで何回か観てるけど時間的に致し方ないのか分からんけど好きなシーンがいくつもカットされちゃってんのはまぁ肩透かしされた気分。プラテラはともかく、予告の気合の入れようが楽しい。気合入ってるのに全然やる気ない感じがたまらん(伝われ)。そして全くもって関係ないんだけど思わざるを得なかったこととして、ジャポンで話題のシンウルでの女性像の映し方について色々言われてる件、例えば尻映してんのはタラのデスプルーフも同じ、いやというか頻度でいったら後者が無双してんだけど、タラ(だけでは勿論ないんだけど)では何で嫌悪感が湧かないのかと考えるに、簡単にまとめちゃうとセンスがいいって結論に落ち着いた。一口にセンスって言っても「撮影力」(単純に上手いこと、その上でそのシーンひとつに意味を持たせる力、或いは完全に意味を忘れてしまった変態さ(これは際どい))だったり、「描写力」(映し出された対象をあらゆる束縛から解放させる、精神的な賛美としての)だったりと、理由を深ぼれば全然言語化できるような「いいな」が詰まってる。映画好きで、このキャラが好きでやってんだなと、正当化って言われるとまた困るんだが、俺にとっては、だから尻だっておっぱいだってちんぽこだって(プラテラまじ悪趣味すぎて笑える笑わないけど)写し方によっちゃいくらでも写していいんだと思う。問題なのは、製作者がどういう意図を持ってどういう目線でカメラを向けるのかということであって、単純に映していい映さなくていいっていう話ではない、そしてシンウルはあらゆる意味でセンスが無くてシンプルにつまらない、言ってしまえば誰が得するんだあれは、ということをネットで的外れな意見をみるたびに思っていたのを、また思い出してしまった。尻だけなら別にそこまで責められる必要もないと思うんですけどね。他がひでぇ…とかまぁありえんくらい逸れた話しかしてないけど、とりあえず映画館で観れてよかった!タイトルバック大優勝すぎてぶち上がった
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