AYUMI

私は、マリア・カラスのAYUMIのレビュー・感想・評価

私は、マリア・カラス(2017年製作の映画)
3.1
音楽の映画として観に行ったけど、女の映画だった。
聡明で美しく、努力家で素直な女性。
人一倍努力して名声を得ても、人間、女として満ち足りることとは一切関係ないところが人生の切ないところ。
それでも酸いも甘いも糧にしていく人生は美しい。
私オペラは何度観に行っても寝てしまうが、マリアカラスだったら寝なかったかも。テンポしかり、歌に人一倍表情があって、歌というより表現という印象。「カルメン」は特に素晴らしかった!
若い頃の高音は鼓膜がバクバクした。人間にあの高さを出すことを求める必要あるのか。
AYUMI

AYUMI