江戸川乱歩原作の、少年探偵団シリーズ。怪人二十面相が現れ世間を恐怖のどん底に突き落とす時、明智小五郎や小林少年とその部下である少年探偵団が彼を捕らえるべく大活躍する内容の小説です。みんな子供の頃、学校の図書室で読んだよね?私も大好きでした!この映画は、その小説シリーズを原案としたミステリー作品なのです!
明智小五郎不在の探偵事務所に、一人の婦人が依頼を持って現れる。行方不明となった娘を探して欲しいと懇願する婦人に、小林少年は自ら依頼を引き受ける事にするのだった…という内容です。
いやー。江戸川乱歩が大好きなので、それっぽい作品にはすぐ飛び付いちゃうのですが。うん…ダメだこれ(笑)。
そもそも、ただの助手である小林少年が、探偵の許可なく勝手に依頼受けちゃダメだろ(笑)。そして謎解きの部分は…。あれ?そんなシーン、あったっけ?んー…。ああ、何か偶然発見したマークが核心に辿り着くヒントで、謎解きは偶然事務所に帰って来た明智が瞬殺で解いたんだったね。うん。小林少年…何もして無いね?
小林少年に招集され、集まる少年団員達…って、みんないい大人じゃん!青年探偵団だろ、これじゃ!
途中、部屋に閉じ込められる小林少年達。部屋には眠りガスが充満!ピンチだ!…って、窓ガラス割って出れば良いんじゃね?そもそも、ドアの下には通気口あったよ?ガス、漏れまくりじゃね?
移動手段は自転車の、小林少年とその部下の井上君。2人乗り(正義の味方として、それは良いのか?)しているんだけど…いつも漕ぐのは小林少年。部下が漕げば、良い気がするんだけどなぁ…。
アイドルグループの少年達の演技が…。緊迫感なんて、カケラもねぇよ…。
二十面相、この映画に出す必要無いよね?いつ話に絡んでくるのかとワクワクしていた気持ちを返してよ!
この先、ネタバレあるので行を開けて書きますー。
犯人は、狂ったマッドサイエンティスト。暗号を仕掛け、それを解いた人達を拉致して臓器売買をしていたのでした。…いやいやいや!何でそんな面倒臭い事やってんの?!普通にその辺の奴ら拉致るだけで良いじゃん!