このレビューはネタバレを含みます
面白かった!
グリーンブックに物足りなさ感じてたのでこっちのほうが好きでした。
フィリップが死ぬんじゃねーかと終始ヒヤヒヤしてた。
グリーンブックがオスカー取ってスパイク・リーがブチ切れた理由がなんとなくわかった。ハリウッドにあるポリコレ意識を表面的に感じて嫌ったんだろうなー。
ラストシーンも含めてかなりメッセージ性の強い映画。劇中でもトランプがよく使うワードが使われてたし最後にも登場するあたり明らかに意識はされてそう。
でもトランプ＝白人が支持してるだけっていったらそうではないし人種よりむしろＱアノンやキリスト教福音派とかライフル協会との結びつきのほうが強いから、ことはそう単純じゃなくて分断自体を糾弾するテーマなのかなって感じた。
アダム・ドライバーをユダヤ人として登場させてるあたりもそうなのかな。
幸か不幸かコロナの影響もあってBLM運動は活発化して黒人の人権についてアメリカ全土でその意識は啓蒙されたと思うけど、大統領戦を経て国民の分断自体は深まったっていうジレンマ。
スパイク・リーは今の状況をどう見てるのかな。色々考えさせられました。
"It's our business"
