風神

存在のない子供たちの風神のネタバレレビュー・内容・結末

存在のない子供たち(2018年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

痛烈な社会批判。
是枝監督の「誰も知らない」から
続けて観ましたが
こっちのほうが救いがある作品。
主人公は同世代だったけど
この作品の主人公のほうが
苦労してる分、いい意味で生き汚い。

主人公ゼインの兄弟や子供を思う心が
素晴らしく、あの環境だからこその
同類相憐れむな感じなのか、
自分の弟でも無いヨナスの世話も
ちゃんとしているのも立派だし
大人と渡り合って来たからこその
生き抜き方が凄い。

子供を買っていたのが
臓器売買の為ではと恐怖しながら
観てましたが、無事で良かった。
世界じゃ、いまだに臓器売買のために
子供達が売り買いされている。

自分の両親を訴える所から始まる
壮絶な物語の中で
ヨナスの可愛さが癒しをくれました。

2021-140
風神

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