Maririri

イメージの本のMariririのレビュー・感想・評価

イメージの本(2018年製作の映画)
3.4
ジャン=リュック・ゴダール監督作品。
他の作品のシーンや会話のコラージュで仕立てた映像にゴダールのナレーション。高尚なサブリミナル映像を観ているようだった。紛争や戦争への提起として芸術がなし得る可能性をゴダールが「伝える」作品。

私たちに未来を語るのは"アーカイヴ"である
(ジャン=リュック・ゴダール)

コロナで続々芸術が閉ざされてゆく今、アーカイヴがなくなる危機を感じる。心の安寧に一役買うのはいったい何なんだろう?

さて。DVDには特典映像で海外盤と日本盤の予告が入ってる。日本盤はやたら「ゴダール!アート!」みたいに煽るし、作品のポイントになる言葉を全部言っちゃって、作り手のドヤ感しかない。これから観るなら本編観てからぜひどうぞ。ずっこけるぞ!!!
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