鮮やかなカラーでありボヤけた白黒であり、美しい詩的な会話であり淡々とした語りであり暴力的な叫びであり…ゴダールの世界へのイメージが纏められている
理解じゃなくて眺めるものである気がした
その中に自分…
偉大な映画作家家(特に男)が年を取ると、なんだかみんなこうなるんだよなあ。ピーター・グリーナウェイやホドロフスキーみたいにぶっ飛んでいたらまだオモロイのだが…ベッドに寝ている長老から長々と独り言を聞…
>>続きを読むどれだけの人がこの作品を観て何かを受け取ることができるのかはわからないが、ただ確実に言えるのは、コラージュという技法を映画で使うということ=流れる時間に映像を乗せていくということ
1つの作品として…
自身の不敬さを思い知らされる。
聖者による信仰の書を前にして、私は何も分からない。
あの鮫も分からないし、溝口健二も分からないし、どの死者が生きているのかも分からない。
ブレヒトだけは分かるが、分…
正直、キツかった。無理やり、世界の濁りまくった状況を見せられた感じがする。コラージュで組み立てられた映像の連鎖とナレーションは、鑑賞者に不安定で残酷な世界を訴えかけてくる。鑑賞者に寄り添うこともなく…
>>続きを読む【ご長寿視点の煌めく断片フィロソフィー】
前回投稿いたしましたレオス・カラックス監督の最新作『IT'S NOT ME イッツ・ノット・ミー(2024)』を観たら本作を思い出したので再鑑賞。
やはり…
ドレミファソラ シ
アブラカダブラ
毛沢東 ゲバラ
あなたは善人だわ
とても優しい人
でも それでは
太刀打ちできない
私たちは試されている
あなたも言ってた
”もし失敗すれば―”…
サンプリングでトラックを作って言葉を乗せるみたいなことかな?と思ったけど、ヒップホップのそれというよりは現代音楽にヒップホップの手法を用いているもの感がある。
映像自体は別段好きでも嫌いでもなかっ…
もはや膨大なフッテージをコラージュしてソニマージュするだけになったゴダール、だがしかし現代社会風刺がキレッキレ。
ジャン=リュック・ゴダール監督作品。ゴダールご存命時の遺作のこちらを見てみた。
まず…
© Casa Azul Films - Ecran Noir Productions – 2018