イメージの本の作品情報・感想・評価・動画配信

「イメージの本」に投稿された感想・評価

MURANO

MURANOの感想・評価

3.5
ゴダールのことわかってるつもりだったけど、、、やべぇ、全然わかんねぇ(泣)

晩年のゴダール作品はとにかくコラージュというスタイルですよね。この『イメージの本』もこの映画のために撮影した映像ってあるの?ってくらい、映画や記録映像からの引用で構成されてます。

テロップの入れ方だったり、元の映像から色彩を誇張したりとか、アレンジに独自性があり、写真集をめくるような感覚で眺める映像作品としてはやはり美しい。(もれなく眠たくもなるけど)

ただ、ちゃんと味わうためには、リハビリが必要だったっぽい…(笑)

最近しっかりゴダールの映画を観てないので、その文法や哲学がちょっとスッと入ってこなくて。

あとから解説読むと、『アルファヴィル』とか『ウィークエンド』とか、観たことあるゴダール作品からも引用されてるのに、全然気づけてなくてね…。

『愛の世紀』や『アワーミュージック』を劇場で観てた頃に比べて、理解力が確実に落ちてるんだなと実感。

ただ、ゴダールが映像詩によって語りたったのが「希望」だったということにだけは、微かな光を感じました。
りす

りすの感想・評価

2.6
2020年202本目、5月65本目の鑑賞
ゴダール監督作品最新作


ゴダールらしい短い上映時間の作品
今作の素晴らしさが分かるほどには映画通じゃないんだなと気付かされる

ゴダールが何の意図を持って今作を出したのかを見出すことができない

ただ、圧巻の映像なのは確かなのだが…


ここから私たち鑑賞者が何かをイメージしなきゃいけないことだけは確か
普通に鑑賞しても得るものはなく、いつものゴダールらしく、やはりつまらない
Bom

Bomの感想・評価

-
ぶっ飛びすぎてて。これは映像のオブジェ。芸術的。

2020年初観作品289本目
tomomo

tomomoの感想・評価

3.8
人間には五本のゆびがあり、五感があり、世界には五大陸がある。人間の真の条件は手で考えることだ。
1.リメイク
2.ペテルスブルクの夜話
3.線路の間の花々は旅の迷い風に揺れて
4.法の精神
5.中央地帯
・幸福なアラビア

音と映像のコラージュ。美術展のインスタレーションのよう。
nobu0326

nobu0326の感想・評価

3.6
何なのだろうなと思って考えてみてはいけない刹那的で自虐的で傲慢で物事の真理を追求するようでしないような連続映像。
何か起こるのかと問われれば何も起こらない。
希望とか明るい未来などは微塵も見当たらない。
人は欲望と言う名の音楽に踊らされ絶望の海に沈みおかしく狂う。

あらら!いけません。なんだかんだでゴダール監督の術中にはまり、かく言う私も明らかにおかしくなっている。そういう意味では素晴らしい映画なのでしょうか?いずれにしてもよく分からない強烈な色彩で頭が眩む自己満足的スライド映画「イメージの本」(2018年作)なのでした。
しゃび

しゃびの感想・評価

4.0

このレビューはネタバレを含みます

こんな一節がある。

「書物の宗教が我々の社会を築き、その文章は神聖化された。…必要だったのは映像(イメージ)の書」

宗教にとっての聖書のような存在が、映画にも必要だ。そう言っているように聞こえる。


さてこの作品を観ていると、

「映画ってなんだろう」

と、原点に立ち返りたくなる。


ゴダールは70年代に「音と映像の対等な融合」を意味する造語「ソニマージュ」という名の映画製作会社を設立したが、
「映画とは何か」を考えた時、「音と映像が融合しているもの」と定義するのが最もシンプルかもしれない。しかしほとんどの映画において、その関係性は対等ではない。

この映画が難物なのは、その融合のひたむきな対等さゆえだと思う。

つなぎ合わされた引用、音楽、声の数々に全くの序列がなく、あたかも関係がないかのように展開される。
だから、全くと言っていいほど理解ができない。いやむしろ、「映画とは何をもって理解していると言えるのか」すら、分からなくなってくる。

ただ、時折放り込まれる途方もない美しさと美しさの組み合わせを感じると、「ああ映画だなぁ」としみじみ思わせてくれる。

物語に慣れすぎていると、お話を理解して映画を理解したような気持ちになるが、映画とは本来そういうものではないのかもしれない。

もしかしてこの「イメージの本」が、映画の聖典なのだろうか。
時代を抽象的でもありリアリティに描いていて興味深かった。全ての映像が儚く生きていた
ERI

ERIの感想・評価

3.3
監督はゴダールなのね。道理で。



あらゆるイメージはわかるようでわからなくて、結局わからないまま。ゴダールの頭の中を覗き見しているみたいなそれ。

戦争と絶望、歓喜と思想。

偏見を持つのは物事を知らないからではなく自分を知らないからだってことばが耳に残る。

こんなにもよくわからないのに、頭の中でぐるぐるする。わからないまま見ればいいんだなぁって思う。芸術を見てるようなそんな時間。
aktk666

aktk666の感想・評価

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踏み絵、もしくは戯言

なんだろう、非常に狂った時間だった。時空が歪むような、半分寝ていながらも脳の一部分だけがやたらと覚醒している感覚

正直、全く理解できないし丁度『芸術とは』みたいな本を読み終えた所で観たので、感覚的に『これって踏み絵みたいなもので、この作品を評価する事で醸し出されるわかってる感』をちょっと否定的に捉えてしまった

映画としては面白くもなんともないんじゃないかな?でも、観終わった時に何とも言えない達成感のような、あれ?これはこれで凄いんじゃないのって思わされてしまう不思議な力がある

少しでも眠い時に観たら爆睡しそうなんで、オススメはしません笑

あと映画として評価できないので点数も無し!

鑑賞方法:WOWOW
saeta

saetaの感想・評価

4.0
コラージュ的に様々な映画作品を切り貼りして作られた映画と呼んで良いのか、5話構成のただ押し寄せるその映像の波に身を委ねる心地良さを感じながら観ていた。
観ていて確認出来た引用された作品はアンゲロプロスの「霧の中の風景」、フェリーニの「道」、溝口の「山椒大夫」、パゾリーニの「ソドムの市」、さらに作品名は思い出せなかったが過去に観た事がある作品も幾つか散見出来た。
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