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REVENGE リベンジのはのレビュー・感想・評価

REVENGE リベンジ(2017年製作の映画)
3.9
あらすじ
金持ちと不倫関係のおねーちゃんが、金持ちの友達にレイプされる。
金持ちに泣きつくものの、相手にされず立腹。
家族にばらすと脅しをかけたところ、さらに激昂した金持ちに殺されかける。
あーもう、これは戦争すわ。

感想
それぞれの落ち度が積み重なって、連鎖的に、一気に殺さずには終わらないところにまで突き進んで笑った。
どんな戦闘民族なんだよ。
かつてここまでの状態から復活を遂げた主人公がいただろうか?
登場人物全員ガッツがありすぎるのと、戦いへの意欲が強すぎてもう。
自分なら、
女の立場なら泣いてどこかに助けを求める以外考えない。
男達の立場なら、あの状態から蘇るターミネーターだかジェイソンだかの化け物じみた主人公と戦おうなどと思わず、泣いて謝る。
多分普通みんなそうじゃない?

主人公が殺しに目覚めてから、ほとんど喋らないマシーンと化すのが、作中の演出と相まって悪夢みたいだった。
修羅道に堕ちた修羅的に、相手全員を殺すまで終わらない悪夢。
ここまでやる人間なのに、なんらかの訓練を受けたバックボーン一切ない、ただの金持ちにたかるばかねーちゃんでしかない、ってのも凄い。
普通なら回想とかで、お父さんに受けた狩りのレクチャーとかを思い出したりすんじゃないの?
なんか決意表明のシンボルみたいな焼印とか入れちゃってるし。
もう本当、ただひたむきに相手を殺す事だけを考える主人公の状態怖い。
客観的にじゃなく、主観で考えるとすごく怖い。
周囲に誰一人味方がいない中で、焼けつくような思考の中で、ただ殺すためだけに行動しなくてはならない恐怖感。
銃があってよかったわ。
ナイフとかで殺さなきゃいけないシチュエーションだったらもう怖すぎる。

単に無駄を排したシナリオってだけなんだろうけどさあ。
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